「中学受験性に伝えたい勉強よりも大切な100の言葉」を紹介していきます。
この本は漫画「二月の勝者」とジャーナリストおおたとしまささんコラボで出版されました。
>>中学受験生に伝えたい 勉強よりも大切な100の言葉〜「二月の勝者」×おおたとしまさ〜
著者おおたとしまささんは年間7-8冊ものハイペースで執筆しつづけている日本の育児・教育のジャーナリスト。
著書は60冊以上。
そんなおおたとしまささんがなぜ「二月の勝者」に目をつけたのか。
その理由を説明していきます。
ここで紹介しているのは電子書籍になります。
電子書籍って何?
という方はこちらをどうぞ
>>『初心者向け』電子書籍の使い方-DMMブックスがお得な理由6選
「二月の勝者」と中学受験のネタバレ100-内容
おおたとしまささんは「二月の勝者」を読んで
「あれ?これ、中学受験のすごく本質的なことが描かれている!」
とびっくりしたそうです。
中学受験という選択をした親子や、それに関わる主人公・新米塾講師たちの葛藤、それが現実の中学受験のドラマを映し出しているというのです。
「中学受験性に伝えたい勉強よりも大切な100の言葉」は漫画に出てくる考え方を100個にまとめ上げた本になります。
それぞれ漫画のコマを対応させて紹介しています。
漫画を読まなくても、漫画を楽しめるような工夫がされています。
なのでこのブログでの紹介はあえてネタバレ100という表現をして、その100の言葉にはマンガの内容と本質とする思考の両方がある、としました。
さらに、この漫画には「自分の頭で考える」というメッセージがこめられています。
「あくまで『見たものをどう活用するか』の判断は、『自分の頭で考える』これが見学の条件です」
このセリフは「二月の勝者」主人公が言ったセリフです。
漫画を見ながら、または抜粋されたネタバレ100を見ながら、自分ならどうするのかを考えて欲しいとおおたとしまささんは語ります。
本の構成は以下の通り。
1章「せこい点取り虫にならないで」
2章「つらいのは一生懸命の証」
3章「学校選びで自分がわかる」
4章「人生は後出しじゃんけん」
これらをメインのメッセージにしつつ、具体的なセリフを語っています。
では、各章を少しずつ見ていきます。
ネタバレ100-1章「せこい点取り虫にならないで」
1章「せこい点取り虫にならないで」から一つ抜粋します。
「中学受験しなくたってどのみち勉強はしなくちゃいけない」
著者は語ります。
今の中学受験勉強は苛酷になりやすい。
確かに漫画で紹介されている試験問題はどれもこれを小学生が解くの?と疑問に思うほど難解な問題が多数述べられています。
それに対して中学受験をしないとなると、とたんに勉強の量と質が下がってしまうと語っています。
漫画では実際に中学受験をしていない小学生の現実を見せていました。
今の小学生は公園にいってもボール遊びをしてはいけない。
公園自体でボール遊びや大声を出すことを禁止されているのです。
思い切って遊べない。
そんな受験をしない小学生が何をしているかと言うと、集まってゲームソフトで遊んでいる。
高価なレアカードに価値を見出している。
そして、レアカードを持っている人を羨ましいと思う。
そんな現実を映し出していました。
ただお金を持っている子どもが有利な世界と、受験勉強をやることにやる気や優位性を見出す世界。
そんな世界のどちらを選択する?という問いかけがあります。
どちらがいいという意味でもなく、何の勉強をするのか。
どのみち資本主義という競争社会に行くのならば、初期から勉強しておいてもよいという見方です。
ネタバレ100-2章「つらいのは一生懸命の証」
2章「つらいのは一生懸命の証」か一つ抜粋します。
「誘惑に負けそうになったときは、誘惑に負けたあと後悔している自分を想像してごらん。そんな自分になりたくないという気持ちがわいてくるから。」
人は「なりたい自分」より「なりたくない自分」をよく想像できるということ。
こんな自分になりたい!というような精神力よりも、なりたくない!という想像力が働くのです。
「あの時もっとやっておけばよかった」なんて受験をしないため。
そんななりたくない自分を具体的に想像しながら、そうならないためにはどうしようかを想像できます。
ネタバレ100-3章「学校選びで自分がわかる」
3章「学校選びで自分がわかる」から一つ抜粋します。
「これからは地球の裏側に行っても通用するひとにならなきゃと言いながら、狭い地域の中でどの学校に行くかで人生が決まるように言うのはおかしいよね。」
絶対にこの中学校に合格する!と意気込むのはいいのですが、一方であそこの中学ならいいけど、あそこなら駄目だと判断するのはおかしいと物語ります。
偏差値重視で学校を見下したり、それで人生を決めたりする、といった見方になりがちなことへの警告です。
目標を持つのはいいのですが、一方的な見方がよくないことも指摘しています。
ネタバレ100-4章「人生は後出しじゃんけん」
4章「人生は後出しジャンケン」の全体を説明していきます。
後出しジャンケンの意味は自分が選択したこのに対して一応の結果がでるものの、その解釈は後から幾通りにもつけられるということ。
この章では中学受験に関係がなく、人生において投げかけられたい言葉がつまっています。
「大切な決断は自分自身でしなさい。他人に決めさせたら、いつか何かがうまくいかなくなったときに、他人のせいにしたくなっちゃうから。」
責任についての考え方が現れています。
「自分ができると思っていることを『無理』だと言うひとがいても、それはまったく気にしなくていい。」
挑戦することの大切さを書いています。
「自分の人生のいかなることも他人のせいにはできない。それをうけいれられたとき、ひとは本当に自由になれる。」
自由の意味を考えさせられます。
「二月の勝者」ネタバレ100-まとめ
「中学受験性に伝えたい勉強よりも大切な100の言葉」は「二月の勝者」とおおたとしまささんのコラボです。
このブログではネタバレ100としてその考え方を見てきました。
筆者の本の裏タイトルは「二月の笑者」だといいます。
きれいごとにみられる受験必須の考え方ですが、きれいごとで終わって欲しくない。
その本質を見て欲しいと言う願いが本にはこめられています。
何かをやってみて、「あ、そういうことだったのか!」という発見があると筆者は嬉しいとかたっています。
>>中学受験生に伝えたい 勉強よりも大切な100の言葉〜「二月の勝者」×おおたとしまさ〜
ここで紹介しているのは電子書籍になります。
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