真群青戦記(シングンジョーセンキ)は群青戦記の二部作
>>群青戦記の紹介はこちら。
第1部は「戦国武将 VS 高校生」、第2部は「戦国武将 VS 犯罪者」がテーマに書かれています。
現代の高校生が戦国時代にいったらどうなる?が1部。
現代の犯罪者が戦国時代にいったらどうなる?が2部になっています。
話自体は離れているので、真群青戦記から読み始めても十分楽しめます。
原作者・笠原真樹
作画・アジチカ
絵が違うので、また違った印象をうけるかもしれません。
では、どのような話なのか、あらすじをどうぞ。
真群青戦記-あらすじ
「-殺人なんて まともな精神じゃ出来ないよ
つまり 立派な才能だと思うんだ」
話しはここから始まります。
真群青戦記-現代
兄が弟の面会にきている場面です。
弟は殺人の容疑をかけられています。
友人を電化製のコードで首を絞めて殺害しようとした疑いです。
弟は容疑に関して曖昧な供述を繰り返すだけ。
兄は昔を思い出します。
弟は異常でした。
よく命で遊ぶ子だったのです。
動物の解剖を繰り返し、兄にしてみれば命を粗末にしている行為。
でも、弟にしてみれば命の仕組みがどうなっているのか知る行為。
兄は内心、弟を怖がっています。
ほっておくと何をするかわからない。
それでも、容姿端麗、成績優秀、運動神経バツグンな弟なので、世渡りは上手でした。
しかし、ここにきて実刑7年の判決です。
それでも、兄は弟が殺人犯になると自分が公務員になれないので困るのです。
弟は言います
「ミッチャンが救いたいのは、殺人犯の兄になる自分だろ…」
弟は兄に質問をしていました。
「戦時下の英雄と殺人鬼の違いって何だと思う?」
これに対して弟は「時代のみ」だと答えます。
時代が違えば、殺人鬼は英雄になるのだと。
そして、僕は生まれてくる時代を間違えたのだと語ります。
真群青戦記-戦国
兄(ミチロウ)が弟(マコト)の面会に来た日。
群青戦記と同じような霧が発生します。
雨が降り、4月なのにセミが鳴きます。
外をみると森になっています。
そう、また建物ごと戦国時代にタイムスリップしてしまったのです。
刑務所ごと。
この騒動で死刑確定囚を含む凶悪犯31人が脱走しました。
マコト(弟)も脱走しています。
そして、偶然刑務所に面会に来ていたミチロウ(兄)もタイムスリップしていました。
ミチロウは運よくちょうどキャンプ帰りで登山グッズを持っています。
マコトを追いかけて山で野宿をしていると、幼少期の真田幸村に出会いました。
ミチロウは幸村と仲良くなります。
そして、2人とも一緒に兄弟を探しはじめます。
ちょうど真田幸村も彼の兄とはぐれていたのでした。
幸村の兄・真田源三郎信之とマコトを探していると、2人が偶然にも一緒にいました。
しかも、真田源三郎信之とマコトが死闘を繰り広げていました。
信之が幸村に一瞬気をとられたのを見逃さず、マコトは肩を切りつけました。
大量の血が流れ、信之は倒れました。
切りつけたマコトは言います。
「ここでは…殺人鬼は英雄だよ」
こんどは幸村とマコトの戦いになりますが、ふいに幸村に切りつけられ不利になったマコトはその場から逃げ出します。
ミチロウは信之の手当てをします。
そして拘置所に医療所があることを思い出しました。
ミチロウはそこまで信之をおぶっていきます。
マコトとミチロウ兄弟はそれぞれに決意します。
マコト「人を殺す」
ミチロウ「人を救う」
真群青戦記-まとめ
話の展開では、ミチロウは信之を医務室につれていけたので、後は見守るだけです。
けれど、その見守る最中、囚人たちの暴動が起きます。
「…恐らく…これから予想外の事態が次々と起こる
……ここが拘置所だからだ」
という医師の言葉通り、牢屋の中に閉じ込められていた囚人が次々と出てきます。
死刑囚もでてきてしまいます。
そして、この混乱時に戦国時代の村人も拘置所を襲ってきました。
村人は平気でくわを振りかざします。
「人を殺すことに……一切…躊躇がねぇ
これが日常なんだ…こいつら…
イカれてやがる!
…地獄…いや…これが戦国…」
戦国と現代の違いをよくよく考えさせられます。
人は環境によって変わるというのは、こういうことなのかと。
どんな展開になっていくのでしょうか?
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